ここでは、低侵襲手術や小切開手術について解説しています。
圧迫骨折の治療を調べていて、病院のホームページなどを見ていると、最近ではどの病院も低侵襲手術を売り文句にしているようです。
この低侵襲手術とはどういうものかを、今一度考えてみたいと思います。一般的に低侵襲手術とは、皮膚の切開が少ない小切開手術と捉えられています。
圧迫骨折などで脊椎に手を加える場合は、デリケートな部分のためこの意味でも神経に対する侵襲の小さい手術が患者の身体への負担ばかりでなく、安全性においても優れた効果を発揮するものであることは間違いありません。
神経への侵襲を最小限に抑えた上で皮膚の切開も少なく、手術にかかる時間も通常と変わらないか通常より早いのであれば、小切開手術や低侵襲手術はベストな選択と言えます。ただここでひとつ問題提起しておきたいことは、皮膚の切開を少なくしたことで、操作性や視認性が悪くなり、かえって神経に対する侵襲が大きくなったり、時間が余計にかかったりして、かえって患者サイドの負担が大きくなってしまうことがあるということです。
圧迫骨折にともなう手術治療は、脊椎をはじめとした身体の要となる大切な部分に手をいれることになります。ですから、安全かつ確実な手技が最も大事になるはずです。
であるとすれば、患者サイドで「安全かつ確実な手技を実現した上で、神経と皮膚に対する低侵襲手術を実施している高いレベルの技術を習得した医師がいることや、最新設備を備え、且つ患者さんにとって最善の治療をチームで行なっている病院」を、しっかりと見定める必要があると思います。
とはいっても医療の素人には、どうやってそのレベルを見抜けば良いのか、困難な課題でしょう。ここで当サイトがポイントを紹介したいと思います。
先のページで採りあげた「低侵襲腰椎前方固定術(XLIF)」が施術できる医師や病院は、間違いなくレベルが高いと言って良いでしょう。これは手術自体のレベルが高く、かつ最新の手術法なので日本でも手術できるところが限られているため、必然的に取扱っている病院も施術する医師も高レベルであることが伺えるからです。
ぜひ病院選びの参考になさってください。